2012年07月

「ランタナ」の蕾と花ガラ

またまたご無沙汰してましい、失礼致しました。

こんなに間があいてしまうと、ブログ再開にもパワーというかちょっと勇気もいるものですが・・・

タイトルの通り、今回あるお客様からいただいたお問い合わせをきっかけに
また風散歩の2つのブログも更新させていただきますね。

さて、早速本題に。
「ランタナ」や「コバノランタナ」は草花というより花木です。
真夏の暑さに強くてこまめな花がら摘みというお手入れなく次々と咲いてくれる花です。
ただ、小さな苗をお買い上げいただいた場合、どうしても開花が途切れることもあります。
もちろん、その間に株はしっかり育っているのですが。

苗を買った時、植えた時はきれいに咲いていたのに・・・花が咲かない。
ということも起こります。
もちろん、これはランタナに限らず、普通の草花でもよくあること。

そんな不安な気持ちで花の様子を見守って下さっているガーデニング初心者のお客様が
よく勘違いされる「蕾」と「花ガラ」

この画像をご覧ください。

「黒っぽい玉は何???」
と思われたことありませんか?

そう、これがランタナの開花後にできるタネです。

もう少し丁寧に説明すると・・・
花がパラパラと散ったあと、軸の先に毛穴のような穴がいっぱいの丸いものがついています。
つくしのような・・・とうもろこしの実をとったあとのような・・・
う~ん、いいたとえが思い浮かばずゴメンナサイ!

本当はそれを軸の根元からカットして落としていただくといいのですが・・・
そのまま放置しておくと、その小さな穴の何個かに緑色の玉のようなものが
ついていることがあります。
それをさらに放置しておくと、この画像のような黒っぽい玉になるわけです。

この画像のように色づいた蕾もついてきたら、きっとおわかり頂けると思うんです。
ところが、緑色の玉しか見つけれないでいる時には、
「これが蕾?」と勘違いされてしまうことがあるんですよね。
「蕾はできるのに花が咲かない!どうして??」と思ってしまわれることも。

「花が咲かない!」と不安なお気持ちの時にこんなのができると勘違いされてしまっても
無理はありません。
きっと誰でも初めて緑や黒い玉を見た時にはビックリされたハズ。

しかも、この玉はすべての花の後にできるわけでもないんですよね。
だから余計に大切にそのまま置いてしまっちゃう。

というわけで、このような玉や玉がつく穴だらけのものを見つけられた時には
軸の根元からカットしてあげてくださいね。

新しい蕾はとっても小さくて分かりづらいかもしれませんが、この画像ぐらい大きくなって
色づいてきたらわかりやすいですね。

今度は開花後に小さな花びらが散ったあとの様子も観察なさってみてくださいね。
ちょっと理科の観察みたいでおもしろいかも!?

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