終末期医療と8月の営業について

このタイトルに「えっ!?」と驚かれますよね~
3/6、約5か月ぶりのブログで、このタイトル!!
決して「釣り」ではありません。(笑)
風散歩のお客様へのアナウンスがメインのこのブログに
「釣り」は不要ですからね~

なお、「8月の営業について」のお知らせのみを
お知りになりたい方は、
どんと飛ばして最終段落をお読みくださいね。

 這い性トレニア・カタリーナの2色ミックス、
    
とっても綺麗です(^▽^)/
  今回のブログと無関係ですが・・・(-_-;)

 

皆さんご存知(お察し?)のように、風散歩は私そのものような店なので、
プライベートも何もありません。
今までにも自宅の建替えのための引越し中に、
母が骨折入院→そして無事に退院したお話もしてきました。

その度に温かく励まして下さるお客様にも
助けられ、何とか今に至っています。

実家は広いのですが、築55年近くになる古い鉄筋住宅。
トイレ事情や古い間取りは決して介護に適したものではありません。
もちろん、バリアフリーでもありません。

隣に姉夫婦が居住しています。いわゆる二世帯住宅ですね。

ただ、母は認知症も患っていた
(当然年々進みます)ので、
新しい事、用具の使い方などを覚える事が出来ません。

自宅に帰っての生活、
介護は困難だと判断して、
たまたま実家から徒歩5分のご近所に
新築、完成間近だった
サービス付き高齢者住宅に入居して貰う事になりました。
母の退院とぴったり合わせたかのようなタイミングで
入居募集があったのです。

私の家からは自転車で10分ちょっと。

母自ら入居を希望した訳ではありませんが、
嫌がることもありませんでした。
認知症は判断能力も奪ってしまいます。

2/9、病院から施設へ。
新築で広々した施設、優しいスタッフに囲まれて
全て初々しい快適な暮らしがスタートしました。
最初は入居者よりもスタッフの人数の方が多いぐらいで、
母もすぐに慣れてくれました。
食事も美味しくて食欲旺盛で、ここに来て良かったね~と。

その後、母は少しずつ施設でもリハビリもして、
自分で車椅子に乗り降りする事にも慣れ、つかまり立ち、
伝い歩き程度ならば何とか出来るようになってきました。

お肉大好きの母なので、もう少ししたら、
美味しいお肉を食べに連れていってあげよう~という話も。

一方、少しずつ増える他の入居者さんとも会話が弾むようになり、
お食事を楽しむ仲間が出来始めました。
「やっぱり女子会だね!」
そんな新しいコミュニティが出来てきたと喜んでいた矢先、
コロナ禍が・・・・

当然「女子会」は出来なくなり、食事も離れて一人ずつ。

3月から家族も面会制限。
緊急時以外は面会できなくなりました。

そして、3月中旬頃から母は食欲不振に。
訪問ドクターの診察を経て、3/19にすぐお隣の
市民病院に緊急入院する事になりました。

今思えば、その時はまだまだ元気でした。
入院時、市民病院はまだ面会が出来て助かりましたが、
3/26から市民病院も面会制限!
容態の急変などでドクターからの呼び出しがない限り
面会はできません。

母の病状としては、胆管炎の再発で、また内視鏡オペに。
以前の病院(骨折で搬送された病院)でのオペから
まだ4か月です。
85歳の老人。身体への負担が心配されましたが、
それも何とかクリア。

ただ、胆管炎だけでなく、その大元というのでしょうか、
市民病院で病理検査の結果、胆管がんとの診断が出ました。
以前の病院(初めての内視鏡オペ)とは異なる診断結果でした。

それでも無事に4/16に退院して、またお隣の施設(サ高住宅)へ。
車椅子を押して外を歩いて移動するので、
その時が家族全員で面会できるチャンス!

しかし、5/7再度緊急入院となります。
積極的な治療ではなく、基本抗生物質点滴がメインです。
悪性は容赦ありません。確実に蝕んでいくんですね。
でも、今度は割と早く落ち着き、5/21に退院。
また車椅子で施設に移動中に家族面会!

そして、7/10には3度目の緊急入院となりました。
何とか7/29に退院は出来ましたが、
2回目までのように、
元気になっての退院ではありませんでした。

市民病院は変わらず面会制限継続中です。

一方、施設は緊急事態宣言解除後には、
事前予約で1日1回、1時間の居室内での面会が
認められるようになっていました。
高齢の入居者さんが家族に全く会えないのは
ダメージが大きく心が不安定になると。
(今後はコロナの感染状況で変更もあるかもしれませんが)

今の終末期医療は、非常に難しい状況です。
市民病院の主治医も当初はホスピスも視野に~との
お考えでしたが、刻々と変わるコロナ禍で、
今はホスピスも面会制限がかかっていて、
ホスピスの役割を全く果たしていないとのこと。

看取りまでお世話して下さる施設なので、
私たちは母の終末期を施設で迎える決断をしました。

次回、4回目の救急搬送は無し。
病院に連れて行ってしまうと会えないですからね。

施設の方からは、最期は居室に泊まり込んでもらっても構わない~
という温かいお言葉まで頂きました。

この時代のベストな選択であると思っています。

今月、8月が山場になります。

まぁ~暑くてガーデニングどころではない季節なので、
さほど皆様ご迷惑をおかけする事はないと思いますが、
今後、突如臨時休業させて頂くことになるかもしれません。

もちろん、何もなければ、通常通り営業します。
元から発送は1日置きですが。(-_-;)


店主の気持ち1つの小さな店です。
どうか、その節はご理解ご了承下さいませ。m(__)m

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